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大人になると昔体験した
ドキドキする気持ちや
純粋な恋愛を見失う時がありませんか?

数多く恋愛してきた私ですが、
青春時代には大人になってからでは味わえない
甘酸っぱい恋愛体験をしたものです。

今回は私が子供の頃体験した
甘酸っぱい青春時代の恋愛を
物語形式でお伝えしたいと思います。

みなさんも懐かしい青春時代の恋を
一緒に振り返ってみましょう!

目次

1.出会い

これは、私が小学生~中学生時代の恋のお話です。

私には小学2年生の頃から
ずっと一人の男の子(以下、Aくん)に恋をしていました。

とはいっても、小学2年生の私には
これが「恋」だなんて感じることは出来ませんでしたが
後に自分でもこれが恋なのだと気付きます。

Aくんは、同じクラスでスポーツ万能な元気な男の子でした。
サッカーが特に得意で、クラスの人気者でした。

私はどちらかというと、まだ当時は内気で(今は全く…)
運動神経だけは良かったのですが
一緒に遊ぶような仲ではありませんでした。

しかし、席が横になった時から
ちょっかいを出されるようになって
自然と話すようになりました。

当時の私は「やめてよ‼」と言いながら
毎日しょうもないイタズラをしてくる
Aくんが気になるようになりました。

それ以降、Aくんのことを
自然と目で追いかけたり、
イタズラされて「もぉ~!」と走って追いかけたり…

今思い返してもニヤニヤしてしまうくらい
当時、Aくんと仲良くなってから
毎日学校へ行くのが楽しくて仕方なかったです。

2.届かない想い


楽しい小学2年生の時間は
あっという間に過ぎて
ついに小学3年生。

ここで問題だったのが、
私の学校では小学3・4年生、
小学5・6年生で同じクラスという
2年間クラスが持ち上がり制でした。

今回3年生に進級時、クラス替えがあり
Aくんと同じクラスに絶対なりたかった
私は心の中で願っていましたが…
願いは届かず別々になってしまいました。

それからというもの、最初の頃は
廊下や休憩時間に隣のクラスへ遊びに行った時は
話していましたが、だんだん距離ができてしまいました。

気付けば私と仲がいい女友達が
休憩時間に一緒に外で
ボール遊びをしていました。

女友達が私に気付いて「○○ちゃん~!」と
手を振ってくれたのです。

その時A君は友達の横にいて
久しぶりに目が合ったのですが
「○○さん」とAくんが私のことを呼びました。

今までは必ず名前で呼び捨てだったにも関わらず
クラスが離れてしまって苗字の「さん」付けで
呼ばれるように。

その時は、子供ながらにとても彼との
距離を感じて辛くなったのを覚えています。

その2年間はじっと遠くから友達や同じクラスの子たちが
羨ましくて陰から静かに遊んでいる姿などを見ているだけでしたが
Aくんを好きな気持ちは強くなる一方でした。

3.最後の運動会

3、4年生の2年間を我慢した私は
やっと小学生時代最後になるクラス替えを迎えました。

「最後だからお願い!絶対一緒が良い‼」

と出来る願掛けを沢山一人でしていました。
そしてその想いが通じ、
ようやく同じクラスになれました!

しかも、まさかの最初から偶然にも横の席!

私は嬉しくてたまらなかったです。
「○○さん」と呼ばれていた2年間の距離は
すぐに埋めることができて、気付けば「○○!」と
名前で呼び捨てになっていました。

小学生最後の2年間とあって
学校のイベントも多く、一緒に出来る事が
本当に楽しかったです。

ただ前と違ったのは
高学年になると「恋」というものに
気付きだす年齢なのか
周りでも誰が誰を好きなのかという事を
男女問わずに話すようになっていたこと。

Aくんも毎日のように
「○○は誰が好きなの?」
としつこいくらいに聞いてくるように…

当時の私には今みたいに

「あなたが好きです」

なんて言える勇気もなくて、
それよりも好きだという気持ちが
本人にバレる方が恥ずかしいと思っていました。

毎日イタズラされたり
遊びで勝負して負けたら
「好きな人言え!」
と言われたりしましたが

恥ずかしいのもあって
はぐらかしてきましたが
毎日楽しい日々を過ごしていました。

そして気付けば小学生最後の運動会になりました。

クラス対抗のリレーで当時私は
県内でも上位だった短距離選手でした。
それもあって他のクラスは男子がアンカーのところ
私が女子でアンカーを務めることに。

ついに運動会最後の種目リレーの時間。
やっぱり3組が追いついたり追い抜かれたりと
ドキドキが止まらない混戦状態。

そんなときAくんが緊張してる私の元へ
走ってきてくれました。
何を言うのかと思ったら
いつもの通り

「他のクラスに負けたら好きな人教えてよ」

でした。

「こんな状態で何を言ってるの!!」

と思った私ですが、

「じゃぁ私が勝ったらAくんの教えてよね」

と伝えました。

Aくんは笑って

「ばーか!」

と言いながら自分のポジションに戻り、いざアンカーに!

みんなの頑張りで
私が一番にバトンを受け取りましたが
残り2クラスも後ろで僅差‼

逃げきれるか!?

アンカーはトラック一周の200mを
男子2人から女子1人が
追いかけられるという
やばい状況!!

ふとトラック内を見たらAくんが
一緒になって走って大声で応援してくれています。

それを見たらよりパワーが増したのか
なんと女子の私が200mを逃げ切って一着でゴール!!

ゴールテープの先にはクラスのみんなが待っていて
友達や担任の先生に沢山抱きしめられました。

さすがに一番思い出深い
学生時代の一件なので今でもこの時のことは
よく覚えています。

そしてみんなが応援席に戻っていった後、
Aくんがそばに来てくれて

「頑張ったから今日は意地悪じゃなくて
 褒めてよね」

と伝えました。

Aくんは

「○○すごかったよ!ご褒美に良い事教えてあげよう!」

といきなり言います。

ですが、私は疲れていたのにも関わらず
満面の笑顔で話すAくんにキュンとしました。

「俺の好きな人はな、、、」

といって突然耳打ちをしてきました。

「またバカなこと言うなきっと」

と思っていたら…

「クラス対抗リレーで男子に
交じってアンカー走ってた
 陸上バカな女!」

と言って、満面の笑みで走っていきました。

突然すぎて驚いた私は
周りの歓声も一瞬にして消えました。

その後、最後の運動会は
私たちのクラスが優勝して終わり
片づけをしているときにAくんから

「お前も卒業するまでに
何回も勝負負けてるんだし
 ちゃんと好きな人言えよな」

と言われました。

この時はどうしてそんな
素直になれたのか不思議でしたが

「いつも意地悪ばかりしてくる横の席のバカ」

と恥ずかしさを頑張って隠して言いました。

当時の私たちには「付き合う」
なんて言葉なかったのですが
Aくんは

「そいつか!知ってる。そのバカな奴!
でもそれ両想いってやつみたいだよ!」

と言って満面の笑みで
笑いかけてくれました。

凄く嬉しくて、
私には忘れられない小学生最後の運動会となりました。

こうして、両想いになれてからは
子供らしく一緒に遊んだり
登下校でバカ話したりしていただけでした。

でも、後に中学へそのまま一緒に進学して
お付き合いをすることになった
初めての彼氏がAくんでした。

その後、私の転校がきっかけで
会えなくなり大人になってから
たまたま再会。

お互い既婚者となっていましたが
あの当時のままの笑顔が素敵な
男らしい大人に成長していました。

数多く恋愛は経験しましたが
今でも私が綺麗に思い出として
残しておきたい唯一の相手との
恋愛話でした。

いかがでしたでしょうか?
少し青春時代を思い出して
もらえていると幸いです。

大人になると、素直に言えるような
言葉が当時の若い頃の自分には
言えない言葉ってありますよね。

ですが、その反面、子供の当時は
素直になれたことが大人になって
受け止められないこともあります。

そういう時に、ふとあなたにもきっとある
青春時代の素敵な恋の思い出を思い返して
当時を振り返ってみるのも悪くありません。

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